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雪氷百選
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秋田県の森吉山(秋田県上小阿仁村の付近!?)の樹氷です. 樹氷と言えば, 蔵王が有名ですが, 当地でも標高1400メートルの北西の斜面に植生するアオモリトドマツに過冷却水を含む風があたると, 樹氷(アオモリドトマツの防寒着)ができるそうです. 私は門外漢なのでよくわかりませんが, かつてはマタギが住んでいた場所かと思います. 秋田大学に在職していた時にスキーに出かけて知りました.
![]() ![]() ![]() ![]() 樹氷 阿仁スキー場 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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新潟県新潟市の角田山(482m)小浜コース登山道の岩場に出現する15mほどの氷ばく. 越後七浦シーサイドラインに面しており車窓からも眺められる. 毎年1月下旬から数日間見ることができる. 一日のうちでは早朝に限る. 日中は半分くらい溶ける場合もある. 寒波が厳しい時はアイスクライミングができるほど氷が発達するが今年は残念ながら貧弱に終わった. 年々, 氷は貧弱になっているのを実感する. 今年もアイスクライミングはできなかった.
![]() ![]() ![]() ![]() 数日しか現れない日本海に面した氷ばく ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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新庄—小牛田間を結ぶ陸羽東線は, 1917(大正6)年に開通しましたが, 翌冬, 猛吹雪により堺田駅で機関車が閉じ込められ3日間不通になりました. この冬の除雪人夫数は延べ21575人にもなったとのこと. このため, 直ちに防雪林(樹高平均0.45m)の設置が開始され, 1924(大正13)年には樹高平均4.24mにまで成長し, 除雪人夫数を大幅に減らすことができました. 現在は無人駅(2004年12月23日撮影).
![]() ![]() ![]() ![]() 陸羽東線堺田駅の防雪林 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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最低気温がマイナス10〜20°Cに達する厳冬期の信州, 木曽御嶽山麓の西野川右岸の崖上や壁面から染み出す地下水が凍結し, 巨大な氷のカーテンが出現する. 年により高さ約50m, 幅約250mにも達する青白い氷柱が氷河のような自然の造形を見せ, 奇観であるとともに壮大な眺めである.
![]() ![]() ![]() ![]() 白川氷柱群(長野県木曽町井原) ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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新庄—小牛田間を結ぶ陸羽東線は, 1917(大正6)年11月に開通しましたが, その翌冬は新潟県三俣集落と山形県大鳥鉱山で, 我が国で犠牲者数1, 2位となる大雪崩が発生した年でもありました. 陸羽東線でも多数の雪崩により不通が相次いだことにより, 雪崩防護工の設置が順次進められました. 大正年代の雪崩防護工が未だにその役目を果たしているのは貴重です(2004年12月23日撮影).
![]() ![]() ![]() ![]() 陸羽東線の歴史的雪崩防護壁 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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ハロ(暈)は上空に氷晶の雲があるときに, 太陽や月の周りに見られる現象ですが, 月によるハロはひときわ幻想的に見えます. この写真はフィルムカメラに魚眼レンズを付けて1985年4月2日に撮影したものです.
![]() ![]() ![]() ![]() 月のハロ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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富士山麓には100ヶ所近い洞穴があるが、 そのうち9ヶ所には夏でも氷があり、 「氷穴」と呼ばれている。 その一つ、 「富士風穴」を、 1982年、 樋口が調査した処、 地下の深さ30mにあって、 奥行き200mを超える洞穴の底は一面の氷で、 天井からは巨大なつららが垂れ下がり、 その下には鍾乳石のような氷筍が並び、 周りの壁の一部は氷で覆われていた。 最近でも、 氷穴の一つ「鳴沢氷穴」では、 直径50㎝、 高さ3mという巨大な氷体が見られたことがあるという。 このような富士山の氷穴の氷は、 日本における氷体存在の南限と考えられるので、 「日本の雪と氷100選」の候補として推薦する。 (なお インターネットで、 「鳴沢氷穴」を検索すると、 最近の氷体の写真を見ることができる。 ) 参考: http://www.mtfuji-cave.com/
![]() ![]() ![]() ![]() 富士山の氷穴 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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山形県の北に位置する新庄盆地では逆転層が形成されやすく, 時々凍雨現象が見られます. この写真は2012年2月23日朝に降った凍雨を撮影したもので, 当日の最低気温は-7.3℃を記録しました. 偏光顕微鏡で撮影したので氷結晶による干渉色が付いていますが, 中心付近に気泡が見られるのは外側から凍結して気泡が中心に閉じ込められたことを意味します. 左側の大きな凍雨の直径が約1.5mm.
![]() ![]() ![]() ![]() 新庄盆地の凍雨 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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北アルプスの立山連峰は, 世界的に見ても有数の多雪地帯に位置している. 中でも山岳観光ルートが整備されている立山室堂(標高2,450m)付近の大谷では, 積雪深が20mとなることもある. 道路の両脇にそびえ立つ雪壁は雪の大谷と呼ばれており, ここから見上げる景色は圧巻である. この雪の大谷は何層にもおよぶ積雪層の積み重ねであり, 冬の気象環境により様々な姿をみることができる. これら季節積雪はやがてすべて融けて, 急峻な大地や河川を経て海へと向かい, ここには凝集された水循環が形成されている. なお, 雪の大谷は山岳観光ルートが開通する毎年4月から見ることができる.
![]() ![]() ![]() ![]() 雪の大谷 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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