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雪氷百選
>> 撮影日時 : 2014-09-08 ( 5 )
撮影日時 : 2014-09-08
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日本にも, 最終氷期には日本アルプスや日高山脈に約400もの氷河が発達したが,間氷期の現在、 氷河は現存しないと考えられてきた. ところが, 電波で氷厚を測るアイスレーダーや高精度GPSなど新しい機器を使った観測が, 2009年頃から立山連峰の多年性雪渓で行われるようになり, 幾つかの多年性雪渓は, 流動する氷体をもつ「氷河」であることが分かった. 現在, 「氷河」として学術的に認められているのは, 立山の御前沢雪渓, 剱岳の三ノ窓雪渓・小窓雪渓で, 最大の「氷河」である三ノ窓雪渓は, 厚さ70 m、 長さ1200 mに達する氷体をもち, 1ヶ月あたり約30 cm流動している. 従来, 極東地域では, カムチャツカが氷河分布の南限と考えられてきたが, 今後は立山連峰が南限となる.
![]() ![]() ![]() ![]() 立山・剱岳の現存する氷河 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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新庄—小牛田間を結ぶ陸羽東線は, 1917(大正6)年11月に開通しましたが, その翌冬は新潟県三俣集落と山形県大鳥鉱山で, 我が国で犠牲者数1, 2位となる大雪崩が発生した年でもありました. 陸羽東線でも多数の雪崩により不通が相次いだことにより, 雪崩防護工の設置が順次進められました. 大正年代の雪崩防護工が未だにその役目を果たしているのは貴重です(2004年12月23日撮影).
![]() ![]() ![]() ![]() 陸羽東線の歴史的雪崩防護壁 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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新庄—小牛田間を結ぶ陸羽東線は, 1917(大正6)年に開通しましたが, 翌冬, 猛吹雪により堺田駅で機関車が閉じ込められ3日間不通になりました. この冬の除雪人夫数は延べ21575人にもなったとのこと. このため, 直ちに防雪林(樹高平均0.45m)の設置が開始され, 1924(大正13)年には樹高平均4.24mにまで成長し, 除雪人夫数を大幅に減らすことができました. 現在は無人駅(2004年12月23日撮影).
![]() ![]() ![]() ![]() 陸羽東線堺田駅の防雪林 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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山形県の北に位置する新庄盆地では逆転層が形成されやすく, 時々凍雨現象が見られます. この写真は2012年2月23日朝に降った凍雨を撮影したもので, 当日の最低気温は-7.3℃を記録しました. 偏光顕微鏡で撮影したので氷結晶による干渉色が付いていますが, 中心付近に気泡が見られるのは外側から凍結して気泡が中心に閉じ込められたことを意味します. 左側の大きな凍雨の直径が約1.5mm.
![]() ![]() ![]() ![]() 新庄盆地の凍雨 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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ハロ(暈)は上空に氷晶の雲があるときに, 太陽や月の周りに見られる現象ですが, 月によるハロはひときわ幻想的に見えます. この写真はフィルムカメラに魚眼レンズを付けて1985年4月2日に撮影したものです.
![]() ![]() ![]() ![]() 月のハロ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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