現在選考中

現在選考中
現在以下の応募作品に関して投票を行っています。

「日本の雪と氷100選」候補を引き続き選考しています.

詳しくは【こちら】をご覧ください.

雪氷百選 >> > オホーツク海の幻氷(流氷の蜃気楼)

[<   新庄盆地の凍雨 月のハロ 白山国立公園 百四丈の滝が作る氷の造形 オホーツク海の幻氷(流氷の蜃気楼) 山形蔵王の樹氷(アイスモンスター) 富士山の氷穴 鳥海山の万年雪(多年性雪渓)   >]

オホーツク海の幻氷(流氷の蜃気楼)
オホーツク海の幻氷(流氷の蜃気楼) ( 827.3 KB )

幻氷は,光の屈折により流氷が様々に変化して見える蜃気楼現象である.陸地で暖められた空気が沖合に移流し,海面直上の冷たい空気との境界で光が屈折することで,実在する流氷の上に虚像が見られ,沖合に氷の壁が現れたかのように見える.オホーツク海では,海氷密閉度が小さくて寒い日に発生する下位蜃気楼と海氷密閉度が大きくて厳寒期に発生する冬の上位蜃気楼も見られるが,海氷密閉度が小さくて暖かい日に発生する春の上位蜃気楼である幻氷は,稀にしか発生しない珍しい現象である.幻氷は,春先の流氷後退期に見られ,「春の訪れ」や「海明け」を知らせる春の風物詩として注目されている.北海道斜里沖は,流氷が遅くまで残る海域で,幻氷の発生に適した地域である.かつては,5月にも幻氷が見られていたようだが,近年は流氷減少により海明けが早まってきていて,気候の変化が幻氷の発生状況にも影響を及ぼしているようである.


ヒット数 7394   コメント数 0     8.3023 8.30 (投票数 43; _S_NUMVOTES2) 投票する 投票する 高ヒット
タグ

新しくコメントをつける

題名
ゲスト名
投稿本文
より詳細なコメント入力フォームへ

execution time : sec